古川麦さんの新作アルバムに小西さんがコメントを寄稿しています!
シンガーソングライター・古川麦さんのニューアルバム『シースケープ』に小西さんがコメントを寄稿しました。
古川麦さん。その名前をはじめて見たとき、きっとハンサムでかっこいい人なんだろうな、と想像した。けれども、はじめてお目にかかってほんのすこしお話しした古川さんは気さくで控え目で、とはいえやはり名前の通り何かがかっこいい人だった。
そんな彼の新作アルバムは、予想をはるかに超えてかっこいい音楽ばかりだった。かつて、かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう、と言う人がいたけれど、古川麦さんの音楽はその価値観を突き破ってしまった。
歌詞もメロディも、ギターも演奏も、何もかも曇りのない音楽なのに、聴いていて心に浮かぶ風景は、これから雨が降りそうな海辺の叙景だ。背筋を伸ばして、明るいグレイの空の向こうを見ている人。ポップ・ミュージックの未来はたぶん、彼と共にある。
そんな彼の新作アルバムは、予想をはるかに超えてかっこいい音楽ばかりだった。かつて、かっこいいことはなんてかっこ悪いんだろう、と言う人がいたけれど、古川麦さんの音楽はその価値観を突き破ってしまった。
歌詞もメロディも、ギターも演奏も、何もかも曇りのない音楽なのに、聴いていて心に浮かぶ風景は、これから雨が降りそうな海辺の叙景だ。背筋を伸ばして、明るいグレイの空の向こうを見ている人。ポップ・ミュージックの未来はたぶん、彼と共にある。
小西康陽